【特別対談】メディア運営で切り拓く、飾らない自分の生き方を。榎戸元紀氏インタビュー!

自分らしい働き方を模索する人々の軌跡を記録する「菜の花おうちワーク」。

今回は、株式会社BiiMii Media Partner代表の榎戸元紀氏にお話を伺いました。32歳、一児の父。大手企業の安定を捨て、ゼロからフリーランス、そして経営者へと歩みを進めた彼の言葉には、在宅ワークや副業を志す40代にとっても、多くの「生き抜くヒント」が隠されていました。

20代での独立、大手企業での葛藤、そしてAI時代のフリーランスの在り方まで。等身大の言葉で語られる、ビジネスと人生の向き合い方を紐解きます。

目次

1. キャリアの分岐点:安定の先に見えた「違和感」と向き合う

「本当にこのままでいいのか」という問いは、何歳になっても訪れるものです。榎戸氏が独立を決意した背景には、現代社会を生きる私たちが直面する共通の悩みがありました。

地元への想いと起業への憧れ

——まずは、事業を始めたきっかけを教えてください。

もともと地方出身だった榎戸氏は、都会への漠然とした憧れを抱き、大学進学を機に上京。当時から「いつかは起業したい」という想いが心の片隅にありました。卒業後はベンチャー企業でテレアポや飛び込み営業などの現場を経験。この時の経験が、後の独立後の「営業力」という大きな武器になります

組織の論理よりも「自分の価値観」を優先する

大手保険会社という安定した環境に身を置いていた榎戸氏。しかし、そこで目にしたのは、年功序列という絶対的なルールの中で働く上司たちの姿でした。「40年を会社に捧げた先の姿が、自分の理想とは違う」——そう直感したことが、すべての始まりでした。

榎戸氏

就職して日本特有の年功序列の体質みたいなのを感じて、自分が目指している大人の姿はここじゃないなって強く思いました。

泥臭い経験が「一生モノのスキル」に変わる

独立前、ベンチャー企業で経験したテレアポや飛び込み営業。当時は「嫌でたまらなかった」というその経験が、後にフリーランスとして独り立ちした際の「自ら仕事を作る力」に直結しました。今の苦労が、未来の自分を助ける資産になることを、彼の歩みは証明しています。

2. 独自の立ち位置:スキルを「資産」へと昇華させる戦略

多くの人が「スキル不足」を理由に一歩を踏み出せない中、榎戸氏は独自の視点で市場価値を見出しています。

企業の強みを「言語化」するブランディングの力

——現在の事業を通じて、どのような価値を社会に提供したいと考えていますか?

日本には素晴らしい技術を持ちながら、それを言葉にできず埋もれている企業が溢れています。榎戸氏が手がけるのは、そんな企業の魅力を整理し、正しく届けること。これは、在宅ライターや編集者を目指す人々にとっても、目指すべき「付加価値の高い仕事」のひとつの形と言えます。

そして、450万社以上の企業が存在しますが、その多くが自社の強みをうまく言葉にできていません。「素晴らしい商品があるのに伝わらない」「ネット上の不確かな口コミで評価を落としている」。こうしたもどかしい現状に対し、榎戸氏は客観的な視点からその企業の「真価」を定義し、正しく発信するための力添えをしています

榎戸氏

自分自身も経験しましたし痛感してきた部分ではあるので、そういったところを力添えしたいです。

「下請け」を脱却するためのメディア保有

一般的なマーケティング支援に加え、自社メディアを運営している点が氏の強みです。単なる作業の請負ではなく、情報を発信する「場所」を自ら持つこと。この「資産を作る」という考え方は、長く安定して在宅ワークを続けたい読者にとって、非常に重要な視点です。

独自の強み:自社メディアという「出口」の保有

——競合他社にはない、御社ならではの強みは何でしょうか。

競合するWebマーケティング会社との決定的な違いは、自社で複数のメディアを運営している点です。単なる戦略立案やサイト制作にとどまらず、自社が持つメディア資産を活用して情報を届ける「場」をすでに確保していること。この実効性の高い仕組みが、多くのクライアントから信頼を得る要因となっています。

3. 持続可能な働き方:不安と家族、そして仲間の存在

フリーランスや在宅ワークという「不安定な道」を歩む上で、避けては通れないのがメンタル面での課題です。

「勢い」を支えたのは、横のつながり

——起業やフリーランスとしての活動に不安はありましたか?

20代半ばでの独立当時は、貯金もなく「勢い」が勝っていました。翌月の収入が保証されない世界。しかし、その不安を乗り越えられたのは、同じ境遇のフリーランスや経営者仲間の存在でした。互いに助け合い、学び合うコミュニティが、孤独な経営判断を支える大きな盾となっています。

一人で抱え込まず、情報を共有し、助け合える環境に身を置くこと。それは、これから新しい環境へ飛び込もうとする人にとって、技術習得以上に大切な「セーフティネット」になります。

榎戸氏

今まで入ってきた会社の給料が入ってこなくなり、自分の頑張り次第でゼロにも100にもなりますし、不安はもちろんありました。

「家族の存在」が最強のガソリンになる

一歳の娘を持つ父として、家事や育児にも向き合う日常。「フリーランスは不安定」という事実は変わりませんが、榎戸氏はそれを「家族のために頑張る原動力」へと変換しています。在宅ワークを選択する大きな理由の一つである「家族との時間」は、同時に、仕事で成果を出すための最大のエネルギー源でもあるのです。

一歳になる娘の誕生は、仕事への向き合い方にさらなる変化をもたらしました。保証の薄いフリーランスという働き方において、家族を養う責任はプレッシャーにもなりますが、同時に「これがあるから頑張れる」と語られていました。公私のバランスを保ちながら、価値提供を続ける姿勢の根底には、父としての自覚が息づいています。

榎戸氏

育休休暇など会社員の方が安定した働き方なので。でも、家族のことを考えて原動力に頑張ろうと思えて、それで乗り越えられていますね。

4. AI時代の処方箋:これからの時代を「賢く」生き抜くために

テクノロジーが進化する今、私たちはどのようにキャリアを築くべきでしょうか。

「スキルの切り売り」から「価値の提供」へ

——今後のフリーランス業界や専門分野はどう変化していくとお考えですか?

動画編集やライティングといったスキルは、AIの登場によりコモディティ化が進んでいます。榎戸氏は、「いかに課題解決に貢献できるか」という視点の重要性を説きます。単なる作業者で終わるのではなく、相手の悩みに寄り添うパートナーとしての姿勢が、これからの時代、より一層求められます。

榎戸氏

企業情報がほとんどないクライアント様に多いのが無形商材です。ネットで調べてもあなたの会社の情報ほとんど出てこないし、よくわかんないからやめとくわ、と断られてしまうケースも。

出戻りも、副業も。しなやかなキャリア選択を

一度フリーランスに挑戦し、再び会社員に戻る。榎戸氏はそんな選択もポジティブに捉えています。外の世界で得た「自分で稼ぐ感覚」は、組織に戻っても必ず重宝されるからです。一つの形に固執せず、得た経験をキャリアの選択肢として活かしていく——そんな「しなやかさ」こそが、菜の花おうちワークが目指す自立した姿です。

自分で仕事を獲得する苦労を知った人間が組織に戻ることは、企業にとっても本人にとってもプラス。

ただ、安定した収入のためだけに、フリーランスで培ったノウハウとは全く関係のない会社に就職するのは「少しもったいない。」とも語られておられました。

榎戸氏

ライターさんのコミュニティチームを作ってます。面白いのはその業務委託のメンバー同士、フリーランスの仲間同士でも深い絆などが生まれてて、そこからさらに事業が拡大していくことがまさしく化学反応なのかなと思いますね。

5. 結びに:未来のパートナーと共に歩むために

榎戸氏が見据えるのは、個人では到達できない大きな価値提供です。

組織化による「お力添え」の拡大

——最後に、未来のパートナーや読者へメッセージをお願いします。

今後は社員を雇用し、より多くの企業の課題を解決できる体制を整えようとしています。これは「自分一人の成功」ではなく、「社会へ還元できる価値」を最大化したいという、誠実なビジョンの現れでもあります。

榎戸氏

あんまり売上を目標にしたくないですけど。結局売上が伸びていけば、その分お客様に提供している価値も増えていくということです。

普通に働いてると、なかなか企業の経営者に対してご提案をする機会はないと思います。これは、すごく刺激になって、感謝もされることです。ぜひ、困ってる企業様と課題とかお悩みを一緒に解決することを挑戦したいという方で、何からやればいいんだろうという方がいたら、「ぜひ協業みたいな形でつながれたら面白いかなと思ってます。お気軽にSNSなり何なりでご連絡いただければ。」と語られる榎戸氏。

等身大の自分で、一歩を踏み出す

「自分を盛らない、飾らない」。そんな榎戸氏のスタンスは、これから新しい挑戦を始める読者にとって、最も心強いお手本となります。高級タワーマンションに住んでいるわけでもなく、ブランド品は身につけないこだわりを感じました。穏やかな語り口の中に、日本の組織文化への違和感から始まった独立の軌跡と、独自のメディア戦略を持つ経営者としての確かな視点があります。完璧である必要はありません。等身大の自分のままで、誰かの役に立つために。榎戸氏の歩みは、そんな勇気を私たちに与えてくれます。

企業情報

会社名(または屋号)株式会社BiiMii Media Partner
代表者名榎戸元紀
事業内容Webメディアを活用したマーケティング、企業ブランディング
設立年2022年6月
サイトURLhttps://biimii.co.jp/
SNS等https://x.com/genki_biimii
https://www.instagram.com/genki_enokido/
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